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闇金に口座を売ると逮捕される?売買を持ちかけられたら要注意!

■目次

闇金に口座を売ると逮捕される?売買を持ちかけられたら要注意!

闇金へ口座を譲渡したり売買したりする行為は違法です。協力してしまうと逮捕のリスクが生じます。また、口座が凍結された結果として全国の金融機関で口座の開設ができなくなります。社会生活に大きなダメージを与える事になるでしょう。

 

闇金に口座を譲渡する行為

闇金はうまいように話を持ちかけてくる

近年は闇金の手口が巧妙化しています。闇金を取り締まる法律がどんどんと強化されていく中、闇金業者側も法律をかいくぐる手段を次々に生み出します。
闇金から金を借りただけでも犯罪に関与していると疑われてしまう時代だからこそ、自分の身にどのような事態が降りかかるかは分かりません。中でも銀行口座を利用して犯罪に巻き込まれるケースは深刻な事態であり、無暗に闇金の言葉に乗せられてしまうとその後の人生を悪い方向へと転落させる結果にもなりかねません。

 

口座の譲渡や売買

闇金は自分たちの身元を明かすような証拠を極力少なくできるように保ちます。口座情報もその一つでしょう。金の貸し出しや返済を受けた履歴のある口座が闇金業者の名義で所有されていれば、それは逮捕にも繋がる大きな証拠となります。闇金はそういったリスクを少しでも軽減させるため、トバシの口座を使って高利貸しの営業を行っている事が多いです。
そしてそのための口座を開く目的で使われるのが、本来であれば犯罪とは一切の関わりがないはずの一般市民です。口座を開いて譲渡すれば、お礼に金を支払うと言って売買を持ちかけるケースもあります。あるいは闇金の顧客に対し、払えなくなった利息の代わりとして口座を郵送させるケースもあります。
闇金の言葉や手口は実に巧妙なものです。よくよく冷静に考えてみれば明らかにおかしい誘いであるはずです。ところが口座を開設するだけでお金がもらえるなどといったうまい話しに惹かれる人や、圧し掛かる多重債務から逃れたい気持ちの方が強い場合、ついつい闇金の口車に乗せられてしまうのです。現実に起きている事だからこそ、こう言った問題が表面化しています。

 

・大前提として話しには乗らない
闇金は様々な事情を抱えている人に近づきます。金銭的に少しでも楽になりたいという一心で協力してしまう人もいますが、口座譲渡や売買の話を持ちかけられてもとにかく断る事が第一です。
断るのも怖いような場合には、闇金に協力するのではなく弁護士への相談が必要となります。闇金に協力してしまう事は、自分自身にとってのリスクにしかなりません。

 

口座譲渡のリスク

譲渡や売買をすると逮捕される

口座の譲渡や売買をする行為は紛れもない犯罪です。誘いを持ちかけてくる闇金からは、罪には問われないから大丈夫だと上手く丸め込まれる場合もあります。しかし現実には違法行為に他なりません。そして法を犯すという事は、逮捕される根拠を自ら作り出してしまう事にもなります。
口座を闇金に送ったとしても報酬が支払われるとは限りません。チャラにしてもらえると言われた借金もなくならないでしょう。そのため口座を譲渡した側、売った側の人間としては、自分も闇金の被害者であると主張したくなるはずです。しかし闇金の話に乗って口座を開き、それを譲渡してしまった時点で犯罪は成立しています。
闇金に騙されたのであっても、逮捕されるとなった場合に言い逃れはできません。逮捕されずに事情聴取だけで済むケースもありますが、反対に起訴されてしまう人も実際にいるのです。

 

口座が凍結される

闇金が集めた他人名義の口座は、闇金としての営業目的で使われるほか、振り込め詐欺などにも悪用されます。
詐欺が発覚して警察が動き始めると、利用された口座は凍結されます。そこから被害を受けた人の利益を回復させるため、分配の手続きなどに回される事となります。
しかし凍結された口座の名義人がもしも自分だったら、その後はどの金融機関においても銀行口座を持てなくなります。口座が凍結されてしまうと、その名義人の情報は全国の銀行で共有されるためです。つまりは自分の名前が日本国内の銀行でブラックリストに載る事となります。

 

法律による根拠

預金口座等の不正利用防止法

預金口座等の不正利用防止法は、闇金や振り込め詐欺などで口座が不正に利用される事を防ぐための法律です。自分の預金口座を闇金に譲渡する行為は、この法律によって禁止されています。
明確に記載されている法律の条文があるため、それに反すれば逮捕される恐れがあるのは言うまでもありません。

闇金に強い弁護士への相談

口座譲渡の話を持ちかけられたら弁護士を頼る

口座の譲渡や売買によって逮捕され起訴されてしまえば、懲役や罰金刑などを科せられる事となります。闇金に手を貸す事は多かれ少なかれ自己責任の側面があるものです。どれだけ自分の正当性を主張しようとしたところで、警察に聞き入れてもらう事は簡単ではありません。
運が良ければ警察で事情を聞かれるだけで済む場合もあります。しかし実際に逮捕されてしまってからでは状況を打開しようがありません。
もしも闇金から口座譲渡の話を持ちかけられたら、専門の弁護士に相談する事が必須となります。闇金との関わりさえ絶っておけば、良からぬ勧誘をされる事もありません。専門の弁護士であればすぐに解決できるので、大事になる前に事態を収束させられます。

 

口座を譲渡してしまったら

闇金に口座を利用され、その結果として凍結されてしまっては手の出しようがありません。どれだけ有能な弁護士であっても元に戻すことは困難であるため、不正利用をされる前に口座の解約をする事が求められます。
口座のやり取りがあった場合、どの道一人で解決できる問題ではないでしょう。逮捕というリスクも潜んでいるため、弁護士に相談しておくことが欠かせません。