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闇金の押し貸しはラッキー?お金は自分のものにしても良いの?

■目次

闇金の押し貸しはラッキー?お金は自分のものにしても良いの?

闇金に口座情報を知られていると、押し貸しの被害に遭う場合があります。振り込まれた金について返済義務はありませんが、取り立てや嫌がらせを受ける恐れの他、警察から仲間と疑われるリスクもあります。よって専門の弁護士に相談しておくことが望ましいです。

 

闇金の押し貸し行為

押し貸しとは

押し売りという言葉がありますが、闇金による押し貸しはそれと似たような形態です。頼んでもいない融資を勝手に行い、いつの間にか自分の口座に現金が振り込まれている事態がこれに当たります。

 

どんな人が狙われるか

押し貸しの被害に遭う人には一定のパターンがあります。第一前提として、闇金側に個人情報が知られている事が条件となります。口座情報を把握されているのですから当然です。
ではなぜ個人情報が知られてしまうかと言えば、これにもいくつか理由があります。稀なケースとしては個人情報が不正入手されている場合です。闇金との関わりなど微塵もない一般市民でも巻き込まれてしまう恐れがあります。
ただし基本的には、闇金と何らかの関わりを少なからず持ってしまった人がトラブルに巻き込まれます。たとえば以前に融資を受けて完済した人などです。金を払う相手であると把握されているため、ターゲットにされる危険性を孕んでいます。
あるいは融資の勧誘を行うホームページなどを見て、闇金とは知らずに個人情報を入力してしまうケースです。怪しいと気付いてすぐにキャンセルしたとしても、闇金に渡った口座情報を元に勝手に振り込まれてしまう事があります。

 

押し貸し後の取り立て

身に覚えのない金が振り込まれているだけでも驚きますが、闇金は目的もなく他人の口座に金を振り込みません
闇金が押し貸しを行う理由は一つです。勝手に振り込んだ金に高額な利息を付け、借金を返せと迫るために他なりません。
強引な取り立てや嫌がらせを恐れ、借りたくて借りた訳でもないのに払ってしまう人が実際にいます。しかしそうかと言って、断固として返さない姿勢を取り続ければ良いというものでもありません。無視を決め込んでいたことが原因となり、闇金を不用意に怒らせトラブルが拡大する危険性も考えられるでしょう。

 

押し貸しの返済義務

返す必要のない金

押し貸しによって振り込まれた金は返す必要のない金です。
闇金に対して貸してほしいと頼んだ事実はどこにもありません。押し貸しは自分たちの利益を狙って闇金が勝手にした行為です。そのため返す必要がない金であるのは当然のこととなります。
ただし自分一人で対処するのは危険な場合もあります。身に覚えのない金がいつの間にか口座に振り込まれていたときには、速やかに専門家へと相談しておくのが無難です。

 

楽観視はできない

返す必要がないのはその通りですが、だからと言って気楽に考える事はできません。想定外に金が入った事を、ラッキーだったと楽天的に思い込むのは誤りです。
何も考えずに使ってしまって良いものではもちろんありません。返せと迫られても返さない事が大切ですが、なんの対処もしないまま無視だけ続けていると思わぬトラブルに発展する恐れがあります。

 

取り立てを無視する際の注意点

嫌がらせを受ける恐れ

勝手に振り込まれていた金だとしても、闇金としては振り込んだ金が戻って来なければ損失を出すことになります。返済の要求に応じずにいると、脅迫的な取り立てや嫌がらせ絵を受けてしまう恐れがあります。

 

緊急連絡先を登録してしまっている場合

家族などの電話番号を、緊急連絡先として闇金に教えてしまっている場合にも注意が必要です。本人が着信拒否をして闇金の取り立て電話を無視するようになると、その代わりとして家族に取り立て電話をするようになるケースがあります。
家族だけではなく、勤め先である会社や無関係の友人などを巻き込む事もあります。押し貸しだからと思って放置していると、第三者にまで被害が拡大する恐れがあるので注意が必要です。

 

警察から疑いをかけられるリスク

闇金から金を借りただけでも想定外の疑いをかけられる時代です。闇金から勝手に振り込まれていた金をそのまま放置していると、犯罪の加害者として警察に事情を聞かれてしまうようなケースも考えられます。
闇金の顧客が犯罪者に仕立て上げられてしまうまでの流れは、ある顧客の返済金を別の顧客の口座に振り込ませる事によって始まります。自分の口座に闇金の被害金が振り込まれていたために警察からの疑いがかかるのですが、押し貸しの場合にもこういったリスクが生じます。
借りようと思って借りた金ではなくとも、トラブルに巻き込まれないためには早急な対応が重要となります。

 

不安解消のためには弁護士への相談を

トラブル回避のために

闇金が勝手に振り込んできたのだから、振り込まれただけの自分は無関係だと思い込むのは危険です。家族への被害や、警察からの思わぬ嫌疑など、闇金とほんの僅かにでも関わりを持った時点でどのような事態が沸き起こるかは分かりません。
あらゆる事態を想定して何事にも対処できるようにしておくためには、経験と実績を持った専門の弁護士に相談しておくと安心です。

 

嫌がらせを受けた場合に対処してもらえる

闇金に強い弁護士に事前の相談をしておけば、取り立て電話をストップするよう対応してもらう事ができます。また、家族や会社などを巻き込むような事態に発展してしまったとしても、やはりノウハウのある弁護士ならば対処を任せる事ができます。
迅速で確実な解決を望める弁護士であれば、最小限の被害に抑え留める事ができるでしょう。また、万が一警察から疑いをかけられたり、事情を聞かれたりする事態になった時にも弁護士が付いていてくれれば安心です。