闇金に強い弁護士はこちら

闇金の借金を返済し続けても終りが無い理由

■目次

闇金の借金を返済し続けても終りが無い理由

闇金の借金はいくら払ったところで終わりがありません。利息が高すぎるという原因の他、利息しか払わせない事によって元金が減らず、延々と利息が降り積もっていくためです。その借金が無効であることを主張するには、弁護士への相談が求められます。

 

闇金の借金は完済不可能

あり得ない金利設定

一般の消費者金融であれば、法律で定められた範囲内で利息を設定しています。貸付額が10万円未満であれば20%、10万円以上100万円未満であれば18%、100万円以上であれば15%と、貸し出す金の大きさによって細かく制限が設けられています。
一方の闇金では、このような細かい金利設定は一切敷きません。闇金が金を貸し出す際の利息の事はしばしば暴利と言われますが、文字通り尋常ではない利息設定をしています。
10日で1割であったり10日で5割であったり、挙句の果てには1週間で10割という途方もない金利を突き付けてくるのが闇金です。

 

完済させるつもりがない

闇金の高額な金利は低くてもトイチからです。トイチを年利換算すれば、単利の場合であっても365%にまで及びます。
借金とは返しきることを前提に借りる金のことです。しかしながら闇金の場合、どれだけ返したところで利息は一向に減りません。むしろ増え続ける一方です。
はじめから返済が困難になるような利息や支払いのシステムを作り、闇金に対して恐怖心を抱く顧客から金を搾り取ろうとしているにすぎません。

 

闇金は金を払う顧客を逃がさない

10日ごとの返済日

闇金への返済地獄に陥るパターンとしては、毎回の支払いが常に利息のみである状態が多いです。闇金の暴利であるトイチやトサンとは、10日ごとにそれぞれの割合で利息が増えていくのと同時に、10日ごとに借金の支払日が到来する事も意味しています。そのため一般のローン会社が1か月ごとの返済を基本としているのに比べ、闇金では月に3回の支払日がやってきます。

 

元金が減らない限り借金は増え続ける

闇金に手を出す顧客が、支払うべき金を10日ごとに用意できているケースはほぼありません。すると闇金は利息だけの支払いでも良いという譲歩案を出してきますが、それは闇金による罠であるため要注意です。
利息のみ払うという事は元金が減らないという事です。元金が減らなければ次回もまた高額な利息が付きます。次回の支払い時に再び利息だけしか支払う事ができなければ、結局のところまたもや元金は減りません。次の時もそのまた次の時も、減る見込みのない元金にかかる利息を延々と支払い続ける負のスパイラルが出来上がってしまいます。

 

完済しても解放されない現実

仮になんとか金をかき集めて元金も利息も含めきっちり返済できたとしましょう。しかしたとえ完済できたとしても、そこで終わりにはなりません。
遅延金の支払いなどと言いがかりを付けては、顧客から更なる金を引き出そうとするのが闇金の手口です。完済したところで解放される目処は立ちません。

 

闇金との消費貸借契約は無効

民法で言う公序良俗違反

払っても終わりが来ないのが現実ですが、本来闇金から金を借りた契約は無効になります。これは民放で定める公序良俗という原則を、闇金の活動が破っているためです。
公序良俗とは秩序や一般道徳に則った行為のことです。これに反する契約は無効であると民法は定めています。闇金の暴利による貸金行為は明らかな公序良俗違反となるため、契約自体が無効として扱われる事となります。

 

金を払う必要はなく、払った分は取り戻せる

法律用語で言う無効とは、元々なかった状態になる事です。闇金から金を借りた事を無かった事にするのであれば、本来は借りた元金も闇金へと返さねばなりません。
しかし闇金が暴利によって利益を得る行為は不法原因給付に該当します。暴利と言う条件下で不法に得たお金であるので、その場合には返済義務が発生しないのです。よって闇金からの借金は返す必要がなく、払った分も理論上は取り戻せる事となります。

 

解決のためには弁護士に相談

闇金解決は弁護士の介入が望ましい

闇金の借金は返さなくてもいいらしいと、なんとなく聞いた事のあるような知識だけならある人も多いです。しかしその知識は所詮、雑学程度のものにしかすぎません。確かな根拠や論理展開を示すことはできず、仮にできたとしても素人が自分で闇金に対抗するのはあまりにリスクが大きすぎます。
闇金に対応するための技量を持っているのは専門の弁護士です。自分の力だけではいつまでも金を支払い続ける事になります。支払いができなくなれば、今度は取り立てや嫌がらせのリスクに晒される事となるでしょう。
闇金に強い弁護士に相談する事こそ、根本的に解決を図るための適切な手段となります。