■目次
闇金の取り立て電話を無視。家族や会社に及ぶ被害とは。
闇金からの取り立てを無視した場合
無視したところで逃げられるものではない
闇金から借金をしてトラブルに発展すると、取り立て電話は執拗なまでにかかってくるようになります。融資の際には親切そうであった業者が、金を返せないと分かると急に態度を変える事もあるでしょう。威圧的な態度で電話口から脅されるのを恐れ、闇金からかかってくる取り立て電話を無視してしまう人もいます。
しかしこう言った対処の方法は賢明とはとても言えません。出るべき電話に出なかったとして逆上させるリスクがあり、闇金業者を無暗に刺激する事にもなりかねません。闇金からの取り立て電話は無視していれば収拾がつくようなものではないのです。
家族や会社へ被害が生じるリスク
闇金からの電話をずっと無視し続けていた結果、家族や会社に対して取り立ての電話が入ってしまったケースも多いです。
代わりに返済するよう電話口の相手に脅しをかけたり、大量のデリバリー注文をして自宅やオフィスに届けさせたりする事もあります。金を借りた本人について嘘八百を並べ立て、本人の評価を著しく貶めるような誹謗中傷も良くあるパターンです。
これらのほとんどは本人が金を返さなかったり、取り立て電話に応じなかったりする場合に起こります。
緊急連絡先は闇金にとっての担保
家族への取り立て電話
闇金から電話がかかってきてはじめて、配偶者やその他の家族が借金をしている事に気づかされる人もいます。家族には秘密にしていた本人としても困る事態ですが、電話を受けた家族もまた闇金からの取り立て電話に困惑させられてしまいます。
家族が勤めている無関係の会社にまで取り立て電話をしてくるケースも稀ではありません。徹底的に困らせて追いつめる事を目的としているので、専門の弁護士に相談でもしない限りは嫌がらせを止める事も難しいでしょう。
会社への業務妨害リスク
会社へ取り立て電話がかかってしまうと、そこから業務妨害に発展していく程のリスクが付きまといます。家族への電話と同様に、会社へ電話を掛ける事も本人を困らせるための対抗手段です。そのため会社自体が闇金とは無関係ではあっても、当たり前のようにトラブルへと巻き込もうとします。
電話回線がパンクしたり緊急車両を会社に寄越されたりと、日常の業務を遂行する上では非常に迷惑な行為をされる危険性が伴っているのです。
嫌がらせは家族以外の第三者にも及ぶ恐れ
取り立て電話や嫌がらせは家族や会社だけではなく、本人と連絡を取り合っている友人などにも及びます。
全く無関係の相手であっても平気で金を返せと言ってしまえるのが闇金です。本人が闇金からの電話を無視した結果、被害は思わぬところにまで及ぶリスクがあります。
本人を追い詰める手段
家族に迷惑をかけられない
闇金が家族に電話をかけるのは、家族にはどうしても迷惑をかけたくないと思う人間の心理を的確についてくるためです。家族を借金のトラブルに巻き込みたいと思う人はいません。家族に借金のことを黙ったままにしていた人ならば、闇金が自宅に電話をかけてきた事によって平常心を失うでしょう。
誰にとっても家族は最も大きな弱みとなります。その弱みを人質に取る闇金の手段は姑息なものです。家族をトラブルに巻き込まないためには闇金に強い弁護士に相談し、迅速な解決へと導いてもらう事が得策です。
社会的信用を保持できなくなる
闇金が家族の他にもう一つ手に入れておきたい緊急連絡先が、本人が勤めている会社の電話番号等の情報です。勤め先となる会社はその人の社会性を現す象徴とも言えます。しかしそういった場にひとたび闇金から電話がかかってくれば、本人の信用はまっさかさまに転落するでしょう。
嫌がらせが業務妨害にまで発展して経営に支障をきたすような事があっては、尚更立場は悪くなっていくばかりです。社会的な立場を持った人に対しては、このように信用問題を人質に取って追い込んでいこうとします。
家族への嫌がらせの時と同様に、会社情報を担保にされた場合にも弁護士の介入は欠かせません。信用問題を回復するための力も貸してもらえるので、将来的な悪影響も最小限に抑えられます。